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瑞穂市学校保健会総会

2020年2月5日
はじめに

世界保健機関(WHO)は2019年5月に病気の世界的な統一基準である最新版の国際疾病分類(ICD-11)にネットゲームなどのし過ぎで日常生活に支障をきたす症状を、ゲーム障害 (Gaming disorder) として新たに盛り込み、癌などと同様の正式な疾患となりました。これからは病気としての理解が進み、予防、治療法も確立していくと思われます。ネットやSNSが広く普及する中、負の側面であるネット依存の実態把握や対策が急がれます。
日本小児科医会も2004年に「子供とメディアの問題に関する提言」を発表し、メディア接触が子供の心身の健康に及ぼす悪影響について啓発を続け、幼児の保護者には「スマホに子守をさせないで」、児童生徒には「スマホの時間私は何を失うか」と呼び掛けています。そして最近、生徒244人の脳発達を3年間追跡調査し、MRIを用いて評価したところ、スマホ、タブレットの使用頻度の高い生徒の大脳皮質および白質に広範な領域に発達遅延を生じていることも明らかになりました。また、今年度の子供の体力調査で小学5年生男子の体力が過去最低だったとの発表があり、これもネットゲームやスマホとの関係が指摘されています。とわいえ、スマホやネット環境が無ければ今の日本では生活出来ません。大人たちが知恵を出し合ってルール作りやシステムを作り、上手く付き合って行くしかないと思われます。

令和2年1月
瑞穂市学校保健会 会長 若園 明裕
 
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