はじめに
昨年、文部科学省、スポーツ庁から中学校の「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」が示され、中学校の運動部の活動の考え方が大きく変換しました。
運動部活動の意義として、スポーツに親しみ、互いに協力し合って友情を深めるといった人間関係の形成を目標とし、活動は生徒の自主的・自発的な参加により行われるものであり、参加を強いることがないことが強調されています。また、運動部活動指導のための先生の時間外勤務の縮減、運営及び管理に関する活動基準も提示されました。
明確な取り決めとしては
・休養日は週2日以上で、平日は1日以上、土日で1日以上
・夏休みなど長期休業中は部活動も長期の休養日を設ける
・1日の活動時間は平日2時間、休日3時間程度
・科学的トレーニングを導入し、短期間で効果が得られる活動にする
・スポーツクラブなどと連携し、地域のスポーツ環境整備を進める
・大会の統廃合を進め、学校が参加する大会数の上限を定める
・休日の部活動の指導業務に当たる時間は、原則一か月に15時間程度とする などです。
昨今の報道にもあるように学生スポーツの世界は大きく変貌しました。熱中症予防のためには水分だけでなく塩分補給も必須です。指導者の方々、保護者の方々も認識の変化が必要です。
平成31年1月
瑞穂市学校保健会
会長 若園 明裕