今日の挨拶
今年度より、授業科目の道徳が「特別の教科、道徳」に移行しました。それには少年犯罪の凶悪化や、いじめによる生徒の自殺の歯止めも背景にあると思われます。
日本学校保健会の調査で、「自分は全くダメな人間と思うことがある」という質問に対し、イエスと答えた生徒が小学校5-6年で11.4%、中学校で46.6%、高校で49.1%と成長するにつれ自分と尊ぶ感情、いわゆる自尊感情が低下することが判明しています。
かけがえのない命を授かった自分に自信を持って欲しいのですが、高学年になるに従い、競争も増え、自尊感情が低下してくることは理解出来ないわけではありません。しかし、自尊感情が低下してくると、他人への感謝、優しさ、思いやりという感情も芽生えにくくなるとされています。
新しく始まった「特別な教科、道徳」に「自分にはこんな素敵な一面もある」と思えるような、自尊感情を保ち続ける成果を期待します。