ご挨拶
日本の子供の人口は36年連続で減少し続け少子化に歯止めがかかりません。現在65歳以上の高齢者は3200万人、20歳未満は2700万人と高齢者の人口は増え続けています。各世代への社会保障費、年金、医療費、教育費などの国からの支出を比較すると、高齢者と小児への支出比はなんと18:1であることが明らかになりました。この様な状況はやむを得ない面もありますが、強烈な世代間格差が日本には存在しています。
また、わが国の子どもの相対的貧困率が16.3%に上昇しているという現実に目を背けるわけにはいきません。
一昨年の流行語大賞の「保育所落ちた、日本死ね」が話題となりましたが、瑞穂市は0~2歳の待機児童数が岐阜県内で最も多い地域です。
日本の0 歳児保育の対象児がすでに10 万人を超え、保育所へ入所する子どもは幼稚園に入園する子どもよりもはるかに多い状況になっており、更に、保育園で子どもが過ごす時間は平均でなんと約11 時間に及んでいるというのが現実です。
今後は、国からの子どもや、子育て世代への支出の増加がもっと必要と思われます。今の子供達に膨大な負担を押し付けぬよう、我々大人が社会保障の制度を考え直す時期にきていると思われます。